障子と言えば、木の組子に紙を貼った和室につきものの建具です。
この紙を一枚貼ってあるだけの建具ですが、意外に断熱性が高いんです。
そういうこともあって、私は障子をよく使います。
先日も、和室から洋室へのリフォームの相談を受け、
洋室だから障子は…というクライアントに、
障子の性能のご説明をし、
建具はそのまま障子を残してもらうことにしました。
当初抵抗のあったクライアントも出来てみると、
「違和感ないね…」と仰っていただけました。
洋室だから障子は似合わない…という固定概念は外してください。
障子とともに古いアルミサッシもそのままなので、
今後も障子がもつ断熱性能を今まで通り発揮してくれていることと思います。
障子の断熱性能、障子が持つ雰囲気、障子を介して差し込む光の柔らかさ…等々、
障子のポテンシャルは思っているより高いんです。
日本が伝統的に育んで形作られてきた建築のエレメントの一つです。
見直してみてはいかがでしょうか?
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