時間軸

 

木、土、紙、布、草 ・ ・ ・ ・ ・ などは、

日本の建築を支えてきた自然の素材です。

 

 

それらが建築材料になった時、

「調質効果」と呼ばれる性能のあるものがほとんどです。

 

 

日本の建築は、

そんな材料で建てられることによって、

必然的に日本の気候風土に適応していましたし、

 

 

それらの建築材料自体も、

気候風土に合わせて進化してきた…という側面があります。

空間の快適性というのも、

素材の性能で左右される部分が多いような気がします。

 

 

しかし今の建築は新建材で包まれています。

新建材と呼ばれる建材には、そんな時間軸がありません。

目に見えない大きな差が、そういう視点なのかもしれません。