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臥龍山荘 その2

 

アプローチの段を上がると、

 

入口(受付)の前に、庭へのくぐり門から垣間見えたのが ↓ 、

 

 

ん!

 

これで完全に引き込まれましたね。

 

 

リーフレットによると、

 

この臥龍山荘は、明治期に相談役の茶室建築家を中心に、

 

地元大洲の大工に加え、京都の名大工や千家十職を呼び寄せて建てられたという。

 

 

なるほど、建築全体もさることながら、随所に小技が効いているし、そこに厭味がない。

 

敢えてひとことで表現すると「粋」であり、全体に美しい。

 

まず最初が、臥龍院 清吹の間。

 

 

写りはあまりよくないですが、私がのぞき込んでるのは ↓ 

 

 

透かし彫りのところに障子の桟が見えてますが、

 

透かし彫りの手前に障子が掛かっています。

 

だから、写真では透かし彫りの光が少し弱い感じ。

 

 

こっちは透かし彫りの向こうに障子。

 

アクリで保護してあるから反射してます。

 

 

次が、壱是の間。

 

 

 

霞月の間。

 

玉林院の霞床席を参考にしたという違い棚 ↓ 。

 

 

円窓は、立って見ると ↑ こんな感じだけど、

 

座ってみると ↓ 後ろの障子が円窓の真ん中に…。

 

 

和室のエレメントのすべては、座ってちょうどいい高さで決められています。

 

和室を、立ったまま鑑賞することはできますが、その空間性は座らないと感じることが出来ません。

 

 

そこを使う状態で考える事。空間を考える上での基本ですね。

 

 

今日はここまで。