どういう訳か、
この1~2カ月、趣味で写真を撮ってる人と会う機会が多い。
写真クラブに入っていて写真展に出品してるとか、
プロにならないか…というお誘いまである人がいて、
そんな人から耳元で、
カメラ楽しいですよ…とか、
今度一緒に〇〇に撮影に行きませんか?…ってさやかれると、
なんだか気持ちが騒ぎ出す。
つい先日カメラのことを書きた気がしますが、
今回は、そんな方々にお会いした…という事情はあるにせよ、
欲しくなるサイクルがちょっと早すぎるな。
ということで、
大晦日だというのに、
ここに来てまたカメラの話。
私の場合、
何が騒ぎだすかというと、
例えば、私がお手伝いさせて戴いた住宅などの案件で、
私が撮りたい竣工写真が撮れるのは、
やっぱり私しかいないんじゃないか?…というのはずっと思っていること。
これは過信とかそういうのではなくて、
やっぱりこの建築の「ここ」を「こう」撮って欲しい…というような、
思い入れというか、エゴみたいな微妙なところまではなかなか伝わらないですし、
もし伝わったとしても、
プロに撮って戴く以上はプロの感性に任せて撮って戴く方が絶対にいい写真になるはずですからね。
住宅の場合は、記念になるとはいえそれほど竣工写真を求められるわけではないので、
撮らないこともあるし、竣工引き渡しがバタバタになって撮れないこともよくある話。
入居されてからの生活感のある写真の方が面白いので、
後日撮らせてくださいね…ってお願いしていても、
結局、初めて会うプロのカメラマンが撮影するとなると、
必要以上に片付けてしまって、折角の生活感がなくなっていたり、
汚くしてるからやめときます…みたいな話で前に進まないことも多くなります。
そうなると、日時を設定してカメラマンに来ていただいて撮るよりも、
私が撮る方が遥に撮れる機会は多いはず。
最近はカメラの進化のお蔭で、
技術的の足りない部分は、カメラに手伝ってもらえば何とかなるのかな…ということもあって、
例の堂々巡りに迷い込むわけです。
プロに撮ってもらった写真は、当り前ですが文句の付け所はありません。
で、出来上がりは別として、この作業を私がやるとなると、
ここに私なりの変なこだわりが沸き上がってきて、
そのこだわりに技術がついて行かなくて、
撮った写真に納得いかなくて…みたいな話になってしまうのが一番の無駄。
おそらくこれが怖いんだと思います。
…とはいえ、
気落ちが騒ぎ出してしまった以上は落ち着くまで待つしかなく、
そんな思いを胸に、
仕事をしながら、時々カメラの事を考えて、調べて、
年末年始は過ごすことになりそうです。
以前にも書いた通り結論は出てるはずなんですが、
必要に迫られるなどの何らかの事情が発生したとすると、
別の結論に至る可能性もゼロではありません。
他人事のように展開を見守りたいと思います。
…と変な終わり方になりましたが、
今年一年有難うございました。
来年もまたよろしくお願い申しあげます。
良いお年を…。
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