昨日の中之島でもう一つ目についたもの。
↑ こんな不思議な物体。
これは、
下の方に小さく書いてありますが、
「太陽光採光システム」。
つまり、明るいところで光を集めて地下に光を落してやろう…というシステムです。
この下は、京阪中之島線。
時間の都合で、そこまでは確認できませんでしたが、
駅のコンコースなのかホームなのか、
そのどこかにこの光が落ちているということでしょう。
この太陽光採光システム、
当時私たちは「太陽光集光装置」と読んでいましたが、
その「太陽光集光装置」を、
年号が昭和から平成に変ろうかという時代の、
まだ設計事務所に勤務していたときに、
14階建てのビジネスホテルの小さな光庭のてっぺんに設置し、
1階まで光を落してやろう…という計画したことがあります。
そのころは、まだ太陽光集光の製品があったのかなかったのか、
それさえよく分かりませんが、
そんな提案をして、
見事不採用!
太陽光集光装置と光庭の提案は不採用になりましたが、
その時の提案とは少し形を変えて、
その建物はここからそんな遠くないところに建っています。
製品があるかどうかも分からない時代のビジネスホテルへの提案。
コストの見当もつかない訳ですから、
冷静に考えれば不採用になるのは当たり前。
でも、採用されないことは分かっていても、
採用されれば面白いね…的な提案が、
次の展開を呼び、
話が広がって行ったりする…こともあるものです。
そんな展開を少しばかり期待したのですが、
このときは、ちょっと時代が早すぎたのか、バッサリ切られて終わりましたけどね…。
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