相当久しぶりに、直属の先輩の奥方にお会いした。
そして、積もり積もったいろんなお話の中で この時の寄稿文 についてのお褒めの言葉を戴いた。
逝ってしまった彼とは何度もこの先輩のお宅にお邪魔し、
いろいろとごちそうに、またお世話になった者同士であり、
私達の付き合いをそのまま表現しようと寄稿した文章を、
それを良く知る方に、
皆の姿がそのまま表現されていたので、思い出して何度読み返したことか、
…と言って戴いたことがとてもうれしかった。
他にも共通の知人からは、同じようなお声を戴くので、
本当に書かせて戴いて良かったな…と思っています。
ただ、その先輩と奥方とにお会いしたのが、
これまた共通でお世話になった方のお通夜というのが戴けない。
お通夜に伺った方とは、
とある組織の同じ委員会に参加していて、
席次が常に私の隣だったり、同業の大先輩だったこともあって、
よくいろんなことを相談させて戴きました。
何よりも、会議中に疑問点があって小声で相談すると、
ご自分もおかしいと思ったことで、
私では発言し難いだろう…と判断されたことは、
さっと手を上げ、ご自身で発言され、
また、私が発言した方がいいと思われることについては、
ご自分で言いなさい…と促がしてくれる。
その判断が絶妙で随分助けて戴いた、私にとっては指導者的な立場の方でした。
昨年から体調を崩され、入院して手術を経た後、
もう元気になったよ…とお話しを聞きしたのが2カ月前、
その後また体調を崩されたと聞いていたので心配をしていたら、この訃報。
随分お世話になったのに、何も恩返しが出来ないままのお別れとなってしまいました。
もうその委員会で、小声で相談する方がいなくなってしまいました。
もうそろそろ一人立ちしなさい…と促されているのかもしれません。
お元気になられたらまたご一緒しましょうね…と言う約束が成し遂げられることはなくなってしまいました。
もう一度、ゆっくりと酌み交わしたかった。
これまでのご厚情と類まれなるお心遣いに感謝申し上げるとともに、
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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