先日の和釘の話の続きと言えば言えなくもないですが、
建築には、いろんな金物が不可欠です。
でも、和室が減り、襖が減り…という中で、
襖引手などの和の金物はその種類をどんどん減ってきました。
その中でも一番減ったのが、開きの襖。(個人の感想です。)
当然使う建具が減れば、
使われる金物が減ってきて、
需要がなくなれば、
淘汰されて、選べる種類も減ってきます。
種類が減るということは、選びにくくなるということですから、
いいのがないから…と、逆に建具を減らす方向に働いたりもします。
売れないから、当然その価格にも跳ね返りますし、
そうなると、更に選べる範囲が絞られてしまいます。
悲しいかなこれも時代なのかな…と、
数少ない中から、
そこに合った金物を選ぶしかないのが現状です。
和金物の技術も、風前の灯火です。
コメントをお書きください