お茶室用の簾を
簾屋さんで打ち合わせ。
あれやこれやお話させていただきました。
お茶室用の簾といってもピンとこない方が多いかもしれませんが、
お茶室の窓の外側に ↑ こんな風に掛けます。
掛けた窓は、中から見たら ↑ こんな感じ。
お茶事の進行に合わせて、室内の明るさを調整するアイテムの一つです。
一般的に、景色や眺望を楽しむようなお茶室でのお茶事やお茶会を除いて、
小間のお茶室は、お茶事のための空間であり、
小間のお茶事では、外界と隔絶することがから始まります。
お茶室は薄い壁、障子一枚により、外界と仕切られた内部ですが、
お茶事の進行の妙によって、
参加者の意識が巧みに内向きのベクトルに向けられることにより、
その内部は、意識の中で、完全に外界と遮断された世界となります。
(お茶事の進行の妙は、私が考えているだけの話なので、また別の機会に書くことにします。)
簾は、茶室の内部を外界から隔絶するための、光の調整のための重要な装置のひとつです。
住宅などで使用する、単に直射日光を遮るための アイテムではありません。
コメントをお書きください